紫ウコン/ガジュツとは


紫ウコン(ガジュツ)とは、ショウガ科ウコン属に属する多年生草本です。
根茎の切り口や赤紫色の花を付けること、根茎が白紫色であることからということから
一般的には「紫ウコン」とも呼ばれています。
生薬名では「莪朮(ガジュツ)」の方が知られているかもしれませんね。
あまり知られていませんが、「弘法の石芋」という別名もあります。

また、ガジュツ(莪朮)は初夏5月~7月ごろ花をつけるため「夏ウコン」とも呼ばれています。
原産地はインドですが、日本では奄美大島や屋久島、沖縄などの一部で多く栽培されています。
日本での紫ウコンには花を付ける率は非常に低いようです。
世界を見ますと紫ウコンの栽培はインド、中国南部、スリランカ、東インド諸島です。

紫ウコン/ガジュツの詳しい特徴は後述しますが、
春ウコンや秋ウコンと違って寒さに弱く、保存の難しい種類で、
また、春ウコンや秋ウコンと違って黄色色素のクルクミンはあまり含まれていません。
その代わり、精油分の「シネオール」、「カンフェーン」といった成分があるので、
本当に良いにおいがするのが特徴です。

また、漢方薬としても非常に効き目が良く、
特に胃潰瘍に良いと言われています。
また、疲労回復や肩こり・腰痛にも良い言われています。
以前でテレビでもダイエット効果があるということで大人気になりました。


紫ウコン/ガジュツの基本情報

科名・属名:しょうが科 ウコン属 多年草 クルクマ・ゼドアリア
学名:Curcuma zedoaria
和名:がじゅつ、むらさきうこん
生薬名:莪朮(がじゅつ)
ハ ー ブ 名:ホワイトターメリック
英名:ZEDOARY(ゼドアリー)
和名:ガジュツ(莪朮)、紫ウコン、夏ウコン
成分:シオネロール、カンファー、ピネン、アズレン、クルクミン、
セデロンクルゼレノン、クルクモール、クルクメロール、シネオール
クルコロン、フラノジエノン、カンフェン、クルクマジオール